福井晴敏 原作モノの映画2006年02月22日 00:27

福井晴敏原作ものが
最近、勢いに乗って立て続けに映画化されている。
しかも全て多額の制作費を投入した意欲作。

のらりくらり・・・と、やっと全部見ました。

「戦国自衛隊1549」「ローレライ」「亡国のイージス」
これが面白かった順。
当初の予想とまったくの逆になったから面白い。

一番、荒唐無稽な「戦国自衛隊1549」が“まとも”だった。
ちょっと馴染めなかったが
そのアイデアに舌を巻いた1979年製作の「戦国自衛隊」を
福井晴敏が新たにストーリーを構築。

一番期待の高かった「亡国のイージス」は酷い。
確かに「日本よ、これが戦争だ」のセリフには戦慄した。
この戦慄こそが、原作の面白さを垣間見せたに違いないが
残念ながら映画の方は完全に監督である
阪本順治の力不足と断言できる。ものすごく雑な仕上がりだ。

「ローレライ」は現実とアニメちっくな虚構の世界の融合に
興味をもったが、実写で作る力量は日本にはまだない。

最新刊「Op.ローズダスト」(
映画化はいつか?
誰かまともに作ってちょうだい・・・。