古畑任三朗2006年01月24日 00:22

古畑任三朗

ちょっと遅れましたが、やっと見ました、3夜連続放送の正月特版「古畑任三朗」。これでシリーズも最後(残念ですね)ということで、3つのエピソードをいろんな趣向で楽しませてくれたと思います。個人的に注目はやっぱりイチローの出演でしょうか。カメオ出演のような形を取るのかと思いましたが、終始出ずっぱり、しかも犯人ですから驚きです。彼の演技ときたらそれはもう堂々としていて、松嶋なんとかいう女優さんなんかより「演技上手いんでねーの?」って言ったら怒られるでしょうか・・・。三谷さんの脚本はそれは毎回楽しませてくれますが、どうもこの人が手掛けたものは「古畑」に限らずオリジナリティをあまり感じることが出来ない。でもそれは悪いことではなく、いい本、いいお芝居、いい映画、いい音楽など、とにかくたくさんのものを吸収し精通している「エンターテイメントおたく」なのでしょう。そんな点では描くものの方向性は違いますが、作品に対する姿勢、思い入れはタランティーノに通ずるものをワタシは感じますね。

DVD日記006「ヒトラー ~最期の12日間~」2006年01月24日 00:26

DVD「ヒトラー ~最期の12日間~」

「ヒトラー ~最期の12日間~」(2004年ドイツ/イタリア)

悪の権化のようなイメージのアドルフ・ヒトラー。敗戦間際の錯乱と同時に、そんな彼を人間として時にはその優しさを垣間見せる姿を真正面から描く勇気ある実録ドラマだ。ドイツ本国ではこの描き方にかなり批判が多かったそうだが、秘書だったという女性の回顧録を忠実にまた誠実に作る製作陣の誠意がものすごく伝わってくる。そして勇気ある決断でヒトラーを演じたブルーノ・ガンツは圧巻だ。そしてゲッベルス演じた人・・・恐怖!サメ顔!!って感じ。